今回はトランプ政権の政策で話題になっている「関税」がテーマ。輸入する製品に国がかける税金が関税です。その目的は国の税収を増やすためということもありますが、現代社会では主に輸入品の国内での流通をコントロールするために使われます。トランプ政権は「国内の産業を保護しよう」と各国に高い関税をかけているのです。加谷珪一さんは、「アメリカは建国以来、一貫して保護主義、高関税政策の国。外国からの製品流入を防ぐのが当たり前の価値観だった国。戦後、しぶしぶ自由貿易を認めてきた」と指摘。自由貿易で恩恵を受けるのは一部のお金持ちだけだという不満がアメリカ国民にあるため、保護主義の流れがすぐに変わることはないと言います。