経済が伸びる起点は「企業の設備投資」です。新しい店舗や工場を建設すると巨額なお金が動きます。それに関わる企業や従業員にもお金が回り、個人消費の支出が増えて、それが企業の給与に反映されて、経済が活性化していくのです。逆にいうと、「企業の設備投資」が活発にならないかぎり、私たちの給料は増えず、個人消費も伸びないのです。

加谷 珪一
経済評論家
1969年、宮城県生まれ。東北大学工学部卒業後、日経BP社に入社。投資ファンド運用会社に転職。その後、独立。中央省庁や政府系金融機関などに対するコンサルティング業務に従事。

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