50代半ばの加谷珪一さんに、これからの生き方について伺う。「これから10年の間に日本経済は正念場を迎える。その中で豊かな生活をどうしたら送れるか、精一杯、情報発信したい」。そして、「65歳になったら若い人に道を譲って、気ままに仕事をするのが夢」と語る。大学では原子核工学を専攻、出版社と投資ファンドで働いた後、経営コンサルタントとして独立した“異色の経歴”をもつ加谷さん。そこには一貫した信念があった。場長の楠木新さんは、「経歴だけを見ると凸凹があるように見えるが、興味の赴くままに一直線に進まれている。うらやましい」と感心する。