人生後半の仕事には、「二期作と二毛作」の2通りあると漫画家の弘兼憲史さんは語る。二期作は人生後半も人生前半と同じような仕事をする場合。「定年前から、めぼしい人に声がけして布石を打っていく」ことがポイントになる。二毛作は人生前半とは全く違った分野の仕事をする場合。一から勉強しなければならない大変さがある反面、新しいジャンルなので面白さがあると弘兼さんは言う。「自分の描いている原稿の上で突っ伏して命を終えたい。最期までペンを握っていたい」。“生涯現役”を貫く弘兼さんが、人生後半の生き方の模範としてきた人物についても熱く語る後編。