「夕方からもうひと踏ん張りしたい!」というビジネスシーンはよくあります。そのときのエネルギーチャージに最適なのが「バナナ」です。エネルギー源である糖質を多く含むうえ、エネルギー産生や集中力に必要なビタミン、ミネラルなども摂取できるため、アスリートにも大人気。持ち運びしやすく、どこでも食べられるので、忙しいビジネスパーソンにもぴったりです。

「バナナ」は優秀なエネルギー源

「営業で夕方からあと3軒客先を回らなければならない」「今日中に重要書類を仕上げるため、残業しなくてはならない」「夕方からラストスパートをかけて、上司に明日提出するマーケティングリサーチの報告書を完成させたい」――こんな追い込みをかけたい夕方には「バナナ」で軽く腹ごしらえしましょう。

夕方からもうひと踏ん張りするには、エネルギー源となる糖質が必要です。バナナにはブドウ糖や果糖、デンプンなど、さまざまな種類の糖質が含まれています。それぞれの糖質は消化吸収される速度が異なるため、長時間にわたってエネルギーを供給できるという特徴があります。ですから、追い込みをかけたい夕方には、ちょうどいいエネルギーチャージになります。

ただ、とにかく糖質を取ればいいというわけではありません。からだの細胞内で、「TCAサイクル(クエン酸回路)」というシステムによって、糖質を活動するためのエネルギーに変換する必要があります。その際には、酸素とビタミンB群が必須。いくら糖質を取っても、ビタミンB群が不足しているとエネルギーを生み出せないのです。その点、バナナにはビタミンB群も多く含まれているので、エネルギー源として申し分ありません。

バナナ。ブドウ糖や果糖、デンプンなど、さまざまな種類の糖質が含まれている。