取引先に社運をかけた新製品を売り込むときや、社内の大事な企画会議でプレゼンするときなど、ここ一番の勝負の前におすすめしたい食品が「プチトマト」です。緊張や不安を和らげ、過度なストレスを軽減する働きがあります。さらに、甘酸っぱい果汁がリフレッシュさせてくれます。プレゼンの資料づくりなどでハードな日々が1週間くらい続くなら、毎日少しずつ食べましょう。

ストレスによる抗酸化力の低下を補える

ここ一番の勝負がかかったプレゼンテーションには、からだのコンディションをしっかりと整えて臨みたいもの。そんなときに食べておきたいのが「プチトマト」です。

その理由は3つあります。ひとつは、「実のもの(中に種がある食べもの)」全般にいえることですが、大切な種子を守る、皮や果肉にフィトケミカルやビタミン・ミネラルを備えているため、「抗酸化力が高い」という点です。プレゼンの前は、資料づくりの追い込みや緊張感で過度なストレス状態が続くため、抗酸化力が低下しやすくなります。プチトマトはそれを補ってくれるのです。

抗酸化とは、酸化する(からだがサビる)のを抑える作用のこと。からだが酸化すると、集中力の低下や老化促進、動脈硬化、さらにはがんなどの深刻な病気につながりやすくなります。

フィトケミカルは、植物が紫外線や昆虫など有害なものから身を守るために作り出した色素、香り、辛味、アクなどの成分のこと。ポリフェノール、カロテノイド、硫黄化合物などの種類があり、ひとつの果物や野菜に複数存在しています。からだに取り入れると、抗酸化作用以外にも、殺菌、免疫力向上、アンチエイジングなどの効果が期待できます。ないと生きていけないわけではありませんが、健康に有用であるとして注目されています。フィトケミカルは体内で作り出せないため、食品から摂取することが必要です。

プチトマト。皮や果肉にフィトケミカルやビタミン・ミネラルを備えているため抗酸化力が高い。