第19話
【チームマネジメント編】個人とチームを成長させる戦略
部下同士の相性から導き出す理想のチームマネジメント
仕事とは、リーダーによる部下一人ひとりに対するマネジメントだけでうまくいくものではありません。部下同士、あるいは他部署の人間とも連携し、タッグやチームを組んで仕事を完遂するシチュエーションが多いからです。ですから、理想の部下の組み合わせと、あなたの「チームマネジメント」によって、部下はさらなる成長を遂げることができ、いい仕事ができるのです。
習慣化コンサルティング株式会社代表取締役。1977年、大阪府に生まれる。関西大学卒業後、日立製作所などを経て2006年に独立。約5万人のビジネスパーソンの育成と1万人以上の個人コンサルティングの経験から「続ける習慣」がもっとも重要なテーマと考え、日本で唯一の習慣化をテーマにしたコンサルティング会社を設立。オリジナルの習慣化理論・技術を基に、「多様性が溢れる中で、個性を輝かせる」をミッションに、法人向けに「性格4タイプ別1on1マネジメント研修」「タイプ別自立型人材育成習慣研修」「仕事の高密度化研修」などを提供している。NHK「あさイチ」「ごごナマ」、TBS「情報7daysニュースキャスター」など200以上のTV、ラジオ、雑誌に出演。著書は、習慣化に特化したテーマでこれまでに24冊を出版、累計100万部を超える。
部下同士の相性を知り、サポートのあり方を考える
チームマネジメントを考えるうえでの、部下のタイプごとの相性について考えていきます。部署内で自然と仲がよくなる人たちや、仲違いや衝突をしてしまう人たちを「童話マトリックス」のタイプ診断で見てみると、これから紹介するようなことが原因になっている可能性があります。
部下にタッグを組ませたり、チームを組んで業務にあたったりしてもらううえで、仕事に対する価値観や能力、進め方などが衝突の原因となる可能性を想定し、マネジメントの範疇で対応できることを考えていきましょう。