自分のミスを上司に報告するときは緊張します。大きなミスになると自責の念に駆られ、気力もなえているかもしれません。しかし、そんな状態のままだと報告が不正確になったり、上司の言葉を聞き漏らしたり、その後の対応を誤ったりしかねません。まずは、「紅茶」を飲んで一息入れ、心を落ち着かせてください。紅茶には気分をリラックスさせ、集中力を高める作用があります。

石川 三知
Office LAC-U代表、Body Refining Planner
病態栄養相談に携わった後、東京工業大学勤務を経て、スポーツ栄養指導を開始（専修大学アメリカンフットボール部）。これまでに、フィギュアスケートの荒川静香選手・髙橋大輔選手、サニブラウンハキーム選手などをサポート。現在は、浦和レッドダイヤモンズトップチーム、山梨学院大学陸上部（短距離・長距離・駅伝）、東海大仰星高校ラグビー部を始めとする多くのトップアスリートの栄養サポートを行う。

紅茶で一息入れ、心を落ち着かせる

「コンペで敗れ、ライバル会社に重要顧客を奪われてしまった」「自分が作成した書類に記載漏れが発覚。すでにクライアントの経営幹部に渡ってしまっている」「発注する数字の桁を間違えてしまい、会社に損害を与えてしまった」――こうした自らの大きなミスを上司に報告しなければならないときは、極度の緊張状態になることでしょう。

最近はパワハラが問題視されているため、あからさまに叱ったり怒鳴ったりする上司はあまりいないと思いますが、それでも自責の念に駆られ、気力もなえているはず。こんなときは自律神経のバランスが崩れて過緊張の状態になっているため、報告が不正確になったり、上司の言葉を聞き漏らしたり、その後の対応を誤ったりしかねません。

そうならないためにも、上司に報告する前に「紅茶」を飲んで一息入れ、心を落ち着かせましょう。「この緊急事態に優雅に紅茶？」と思うかもしれませんが、紅茶には気分をリラックスさせ、心を落ち着かせる作用があるのです。