同じ会社の同僚であっても、部署や役割が違えば、利害衝突が生まれます。
感情的になればなるほど、自分と相手との力の差を見極められなくなり、面子を守るために意地になってしまうこともあるかもしれません。
一方で、ぐっとこらえて我慢すればいいわけでもありません。
最善の方法を孫子の兵法に学びましょう。
他部署の人と口論になったら、どうするか?
さて、あなたはどちらのタイプでしょう?
社内の他部署の人と仕事上で行き違いが生じ、お互い感情的になって、口論になってしまいました。周囲の人に止められてその場は収まりましたが、相手の言い分には納得していません。そのとき、あなたなら、どう考えますか?
A:こちらの主張のほうが正しいのに、相手が感情的になって反論してきたのは、そもそも私のことが気に入らないのではないか。次にまた何か言ってきたら倍返しでぐうの音も出ないようにしてやる。
B:冷静になって考えても、こちらの主張のほうが正しいと思うが、部署による利害の違いがあり、彼には彼の考えもあるのだから、感情的にならずに相手がなぜそう考えるのかをもっと聞いても良かった。
自分の性格特性やついやってしまう行動パターンを理解しておくことは、戦いを有利に進めるためにも必要なことでしょう。孫子の兵法ではどんなことを教えてくれるのか、今回も見ていきましょう。