前回はライバルに追い込まれて絶体絶命のピンチを切り抜ける方法を学びました。

今回は、無事にあなたがピンチを切り抜けたことに、ライバルが逆恨みをしてきたらどうしたらいいのか。対処法を誤れば逆襲を食らってしまいます。

理屈だけでは割り切れない人の心の問題について考えましょう。

ライバルが逆恨みしてSNSに誹謗中傷してきたら

またも事件です。

前回、同期のライバルから蹴落とされそうになったあなたは乾坤一擲の反撃で、ライバルYの過去の不正を告発し、Yを退職に追い込みました。絶体絶命のピンチを切り抜けてホッとしたのも束の間、SNS上であなたへの誹謗中傷コメントが匿名で入るようになりました。タイミング的にも、退職したYが逆恨みをしてやっているのではないかと思いますが、このとき、あなたならどう動きますか?

A:犯人はYに間違いないので、発信者を特定し、徹底的に追い詰める。
B:根も葉もない匿名の中傷コメントを信用する人も少なそうなので無視して静観する。

さて、あなたはA、B、どちらを選んだでしょうか。

どちらにしても面倒くさい話ですね。人というのはややこしいものです。「Part 1 社内ライバル編」の最後は、理屈だけでは割り切れない人の心の問題について孫子の兵法で考えてみましょう。