新しい仕事には一番に手を挙げるなど、いつも上司に成果をアピールする同期。そんな同期を見ると、自分もアピールしなければと焦ったり、自分には示せる力がないと落ち込んだりしてしまうことはないでしょうか。
一方で、アピールは度が過ぎると敵をつくることもあります。
今回は同期を出し抜くための一番賢い戦略を学びましょう。
アピール上手な同期にどう立ち向かうか?
では、あなたに質問です。
同期入社のF君は、新人研修の時から人事や上の人へのアピールがすごく、一番に手を挙げ、一番に質問し、いつもやる気満々に見えます。そんなF君に対して、あなたはどのように感じますか? 次のAとBのどちらに近いでしょうか。
A:あんなに自分をアピールできてうらやましいな。私はどうしても恥ずかしさもあるし、つい遠慮してしまい、自分の意見が言えないこともある。
B:そんなに会社に認められたいのか? と冷めた目で見てしまう。能ある鷹は爪を隠すという言葉を知らないのか、と言ってやりたい。
定期的にテストがあって自分の実力を評価してもらえる学生時代と違い、社会人になると、定期テストはなく、自分の力は自分で示さなければなりません。しかし、自己顕示が強く出すぎると、周囲から浮いてしまったり、敵をつくったりすることにもなりかねません。知ってもらわなければ評価はされないし、かと言って、出すぎる杭は打たれることにもなります。
孫子の兵法ではどう考えるのか。今回も学んでいきましょう。