業務のデジタル化が進み、今や仕事のほとんどがパソコンを使った作業になっています。モニターを見続けて目の疲れやかすみ、充血、痛み、目がしょぼしょぼするといった眼精疲労やドライアイの症状を感じている人も多いのではないでしょうか。そうした人に食べてほしいのが「ニンジン」です。「β‐カロテン」の多い野菜として有名で、網膜などの粘膜の保護や修復に役立ちます。

パソコンやスマホが目の大きな負担に

パソコンのモニターを長時間見ていると、毛様体筋の緊張が続き、目の疲れやかすみ、充血、目の奥の痛み、目がしょぼしょぼする、目が乾くといった眼精疲労の症状を感じるようになります。ひどい場合は、頭痛やめまい、肩こりなどを伴うこともあります。

毛様体筋は、目の中にある水晶体の厚みを変えてピントを調節している筋肉です。遠くを見るときは毛様体筋がリラックスした状態になって水晶体を薄く、逆に近くを見るときは毛様体筋が緊張して水晶体を厚くし、ピントを調整しています。

仕事以外の日常生活でも、スマホで動画を見たりゲームをしたりする機会が増えています。スマホはパソコンよりも距離が近いため、毛様体筋が緊張しっぱなしで目に大きな負担がかかっています。

こうした現代人に多いのがドライアイです。涙が出にくくなって目の表面が乾燥し、さまざまなトラブルが生じます。パソコンやスマホなどの画面をじっと見ているとまばたきの回数が減るため、目の表面が乾いてしまうのです。オフィスでも目薬を差している人をよく見かけますよね。