つい飲み過ぎてしまい、翌朝起きたら、頭はガンガン、胃はむかつき、体はぐったり――なんていう経験は誰でもありますよね。「あんなに飲まなければよかった……」と後悔しても後の祭り。こうなったら、二日酔いから早く回復するための手段を考えましょう。その一つが「ジャガイモの味噌汁」です。翌日にお酒を残したくないときは、接待前に「キウイ」を食べておくのも効果的です。

失われた水分と栄養素を効率的に補給できる

「翌日も仕事なのに、同僚とつい飲みすぎてしまった……」「お酒が弱いのに、取引先との会食ですすめられるがまま飲んでしまった……」「重要な顧客を接待するため、場を盛り上げようとして飲みすぎた……」。会社員ならこんな経験、ありますよね。

その結果、翌朝起きたら、頭はガンガン、胃はむかつき、体はぐったり。何とも辛い状態だけど、会社を休むわけにもいきません。

言うまでもありませんが、アスリートは、試合はもちろん、練習の日でも二日酔いで来ることはありません。試合でベストパフォーマンスを出すための体調管理や体づくりはプロとして当たり前だからです。

そこまで厳しくなくても、ビジネスパーソンにも同じような心がけが必要でしょう。とはいえ、「あんなに飲まなければよかった……」と後悔することもあるはずです。そんなときは、できるだけ早く、二日酔いから回復するための手段を考えましょう。その一つが「ジャガイモの味噌汁」です。

二日酔いになるほど飲んだ日は、アルコールによって排尿が増え、からだは軽い脱水症状を起こしていると考えられます。この脱水が頭痛や疲労などの原因の一つです。そのため、まずは水をたくさん飲み、失われた水分を補給することが重要です。

肝臓でアルコールを分解する際に発生する「アセトアルデヒド」という成分も二日酔いの原因と言われていて、脱水状態だとアセトアルデヒドを尿によって早く排出することができなくなります。また、体から水分が失われるときは、ナトリウムやカリウムなども同時に失われます。さらに、アルコールを分解する際、肝臓ではアミノ酸、ビタミンA・B群・Cが使われるので、これらも補う必要があります。

このように、飲酒をすると水分ばかりでなく、からだに大切な栄養素も出ていってしまいます。それらを効率的に補給できるのが「ジャガイモの味噌汁」というわけです。