「結果を出せていない」「資格やスキルがない」「コミュニケーションが苦手」など、今の自分に自信が持てない人はいませんか?

「自分はダメ」だと思っていれば、意欲が持てないばかりか、リーダーに抜擢されるのを無意識に避けるなど、チャンスも逃してしまいます。ビジネスで運を上げるには、もっと前向きなマインドセットが必要です。そのためには何をすべきでしょうか?

自分で自分に貼ったレッテルをはがそう!

自分に自信をつける方法は、まず自分の強みを知ることです。「自分はこれが得意だからやらせてほしい」と積極的に手を挙げられる分野を一つ持ちましょう。

こんなお話をすると、よく「自分には人と比べて得意なことはない」「才能なんてない」と言う人がいます。しかしそれは、強みや才能をMBA(経営学修士)やTOEICのハイスコア取得など、おおやけに証明できるものだと考えているからです。

そうではなく、強みや才能とは、もっと身近なものであり感覚的なものです。こんな例があります。以前の会社にいたKさんは、書類作成やデータ入力などの事務方として働く女性社員でした。普段はほとんど人と口をきくこともなく黙々と作業をしています。

ところが会社の忘年会や宴会となると、明るく気配り上手。人の話をよく聞き、絶妙なタイミングで楽しい話題を振るなどコミュニケーション能力もバツグンです。

「もしかすると、Kさんは営業に向いているんじゃないか」

そんな直感が働き営業に抜擢したところ、予感は的中しました。Kさんはめきめきと頭角を現し、すぐに営業成績上位にランクインしたのです。

「自分に営業ができるとは思っていなかった」と本人も驚いていましたが、自分で自分に貼ったレッテルなど当てにならないものです。