問題が次々に発生して、どう解決していいのかわからない。気持ちもくじけそうになってしまい、頭の中がモヤモヤしてしまいます。

そのようなときは、A4メモを実践してみましょう。ひとりよがりの見方や、散らかった感情の整理ができる方法を解説します。

なぜ頭の中がモヤモヤするのか

皆さんは上司からの質問にすぐに答えられないということはないでしょうか。もちろん上司の質問ですから何か返さないといけないという気持ちはあるはずですが、そう思えば思うほど、頭が真っ白になって何も言えなくなる方が決して少なくないと思います。同僚がそういう状況に陥っているのを見かけたことがある人もいるでしょう。

取り組んでいたプロジェクトで問題が次から次へと起こり、お手上げになったことも多くの方が経験されたことがあるでしょう。いったい何がどう悪いのか、どこをどうすれば良かったのか、これからどこをどうすれば停滞から抜け出せるのか、考えるだけで頭がぼおっとしませんか。

あるいは、顧客から無理難題を言われて、とっさに固まってしまうこともビジネスの現場では起こります。顧客なので、こちらの会社の事情をすべて伝えることはもちろんできず、またその無理難題を受け入れなければ失注するかもしれず、かといって、ただ受け入れてしまったら会社に戻ってひどく叱られるのは目に見えており、という状況では、頭が動かなくなってしまうものです。

新しい事業に取り組むということで情報収集を始めても、そもそも未知の事業だし、何がポイントかよくわからず、なぜこの事業をやるのかもよくわからない。周囲の人にも聞くに聞けない、ということはないでしょうか。

仕事以外でも、パートナーや友人との会話でのモヤモヤは多くの方が経験されていると思います。ただ、そのモヤモヤがどこから来るのか、何なのかがよくわからない。何か言うと地雷を踏んでしまいそうだし、下手に返事をすると「いい加減なことを言うな」とかえって非難されたり、「何も聞いてなかったのね」と咎められたりしたこともあるはずです。