ときに、部下から提案される「型破りなアイデア」。爆発的ヒットを生むのに大胆な発想は必要とわかっていつつも、リーダーとしてはつい常識的な判断をしてしまいがちではないでしょうか。「CRAZY KRACIE」をビジョンに掲げるクラシエの岩倉社長は、「部下の邪魔をするリーダーは、リーダー失格である」と語ります。では、成長するチームを率いるリーダーとして、部下の提案とどのように向き合うべきか――あるべきリーダーの姿勢を教えます。（2023年6月26日レター）

岩倉 昌弘
クラシエホールディングス代表取締役社長執行役員
関西大学卒業後、1985年にカネボウ入社。ホームプロダクツ部門に配属後、激動のカネボウ時代を過ごす。旧カネボウ破綻後、2007年にクラシエホームプロダクツ社長執行役員就任。18年1月から現職。