Part 2では、人のやることなすことに否定や反論をしてつぶしにかかる相手から身を守る方法について解説していきます。

世の中には、何かというとマウントをとりたがる人や、他人を貶める発言をする人がいます。理由もなく上から目線の言動をされると不快ですし、ストレスにもなりますよね。こういう人にはいつか反撃してやりたいと思ってしまいます。しかしこの種の人に感情的な反発をしても何もいいことはありません。ではどう対処するのがいいのでしょうか。心理法則にかなった効果的な対処法をお伝えします。

マウントをとる人は、未熟で自信がない人

「おまえより自分のほうが上なんだぞ」と威圧されたり、他人のミスや足りないところをあげつらう人を見ると不快になります。

ことさら自分を大きく見せようとしたり、他人を貶めるような言動をする人は、総じて人間的に未熟な人です。なぜ自分を大きく見せたいのか、その心理を一言でいえば、自分に自信がないからです。

そもそもマウントをとってくる人は、おおむね実力的にパッとしない人です。それが自分でもわかっているため、人から見下されるのを恐れて、相手から見下される前に、誰かを自分より下に位置づけておきたいのです。そうしないと気持ちが落ち着かないのです。

本当に能力があって自分に自信がある人は、そんなことはしません。それどころか力を見せつけると人を傷つけたり、妬まれたりすることを知っているので、むしろ目立たないようにしているものです。そう思うと、マウントをとってくる人が哀れに思えてきませんか?