私のメンターの一人でもある作家の本田健さんは、人生を劇的に変える条件として、「仕事を変える」「パートナーを変える」「住む場所を変える」の3つをあげています。

仕事やパートナーはそう簡単に変えられそうにありません。しかし、住む場所ならリスクもハードルも低めではありませんか？　もしあなたが可も不可もない“まあまあ”の人生を送っているのだとしたら、これぞ抜け出す絶好のチャンスです！

横山 信治
グッドモーゲージ代表取締役、強運コンサルタント
1982年、日本信販（現・三菱UFJニコス）入社。営業成績全国最下位のダメ営業マンから、全国No.1営業に。2001年、ソフトバンクファイナンス（現・SBIホールディングス）に転職し、日本初のモーゲージバンク（証券化を資金調達手段とした住宅ローン貸出専門の金融機関）であるSBIモーゲージを設立。当初4人でスタートした会社を、従業員250名、店舗数191店舗の上場会社へ成長させる。東証一部上場の金融グループにて、役員、社長を経て、2014年4月独立。

なぜ、土地勘のない場所に住むのがいいのか？

今日も昨日と同じ行動をとっていれば、今日と同じ明日が来るだけです。もっと上を目指したければ、今の状態から何かを変えなければなりません。進化論を提唱したチャールズ・ダーウィンは「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるわけでもない。唯一生き残るのは、変化できる者である」と言ったという説があります。つまり、現状維持は、生物としてのゆるやかな退化とも言えるのです。

変化を手っ取り早く実現できるのが、住む場所を変えることです。場所を変えるメリットは、なんといっても好奇心を刺激されることでしょう。まったく土地勘のない町に引っ越せば、まず日常の買い物スポットから、喫茶店やレストラン、飲み屋と、一つひとつ開拓していかねばなりません。「あちらの店も良さそうだ。あの不思議な門構えは何屋だろう。今度行ってみよう」など、日々興味のスイッチが入って飽きません。こうした好奇心は脳へのご褒美となり、がぜん生きる意欲をかきたててくれるのです。