今回は、孫子が示す「よい上司の条件」「困った上司のタイプ」を見ていきます。
上司の欠点をつかみ、そこを補い、フォローすることができればあなたは一目置かれるはずです。イザその上司と対決すべきときには、つかんでいる欠点、弱みを突くこともできます。上司の立場の方、これから人の上に立とうと考えている方は、ぜひこれらのポイントに気を付けましょう。
上司ガチャで一喜一憂していませんか?
早速ですが、あなたに質問です。
あなたは、自分の上司がどのような上司だったら良いと思いますか?
A:人格的にも立派で、仕事もできて、尊敬できる上司であれば良いと思う。部署の方針も丁寧に説明してくれて、若手の意見も聞いてくれる人だと嬉しい。
B:上司がどのような人でも特に問題はない。上司のタイプに合わせ、必要なことをやるだけだ。どうせ異動もあるし、完璧な人などいないのだから、上司が良い悪いと言っていても仕方ない。
さて、あなたはA、Bどちらを選んだでしょうか。
実際のあなたの上司はどんな人ですか。あなたが上司の立場であれば、自分は部下からどういう上司だと見られていると思いますか。
組織で動く際には、進むべき方向を指し示し、人をまとめていくリーダーが必要になります。そこにはどうしても上下関係が生まれ、会社組織であれば課長や部長といった肩書がついて、希望したわけでもないのに、直属の上司、直属の部下が決まってしまうものです。親ガチャならぬ、上司ガチャ、部下ガチャがあるわけですから、つい当たり外れで一喜一憂してしまいがちです。
今回は、孫子の兵法で上司をどう見るべきかを考えていきましょう。