▼長年、人材について研究し、ビジネスの現場にも詳しい早稲田大学の杉浦正和教授は、デキ・ヤルキ・ムキの視点から、問題解決力や貢献意欲、目標認識などで優れた能力を有する人を優秀・優良人材と名付ける。そして、こうした人たち以上に企業に求められる「超越人材」が存在するという。「超越人材」にはどのような特徴があるのか――。いま、企業に真に求められている人材の条件を聞いた。加えて、組織に“困った人”と見なされる人の特徴や、人的資源と人的資本の関係、人材にまつわる様々なパラドックス(逆説)など、人材についての最前線をお届けします。


▼5月の特集テーマは「求められる人材」。変化のスピードが増す経済環境下で、企業が求める人材像も日々、大きく変わっています。企業が求める人材の条件、過去と現在で変わる“優秀”の定義、優れた職業人になるための生き方、人材育成と活用の哲学など、人材についての様々なトピックを第一線の経済人三名に聞きました。人材について長年研究を続け現場を知り尽くす研究者、著名企業を渡り歩きグローバル企業で人事部長をつとめた人事実務の専門家、独自の人材活用で結果を出し続ける経営トップ。三つの異なる視点から、人材の“いま”と“これから”が見えてきます。

2024年5月の特集動画