弱小チームでも勝利を摑むことができる――。そんな逆転の方法があるとしたら？チームを率いるリーダーが何をすべきか、ヒントを与えてくれるのは元ラグビー日本代表ヘッドコーチのエディー・ジョーンズ。歯に衣着せぬ率直なコミュニケーションとハードワークの徹底で、日本ラグビー界を変革。ワールドカップでたった１度しか勝利したことがなかった日本代表を率いて、強豪南アフリカを破る歴史的な勝利へと導いた伝説のコーチとして知られている。 圧倒的な経験と深遠な思索を通じて形成された彼の指導哲学とは。そして、弱小チームを勝者に変えるリーダーの作法とは。あなたのチームを成功へ導くヒントがここにある！

エディー・ジョーンズ
元ラグビー日本代表ヘッドコーチ
1960年、オーストラリア生まれ。82年シドニー大学を卒業し、高校で体育教師となる。学校長を務めた後、96年、東海大学ラグビー部のコーチに就任し、指導者としてのキャリアをスタート。オーストラリア代表HCや南アフリカ代表アドバイザー、サントリーGMなどで実績を挙げる。2012年にラグビー日本代表に就任。15年のW杯で南アフリカ代表を破った試合は、「スポーツ史上最大の番狂わせ」と称される。その後、イングランド代表HC に就任し、19年W杯で準優勝を収めた。23年1月から再びオーストラリア代表の指揮を執る。