日本酒上級編の1回目。
同窓会といえば、数十年来の友人たちと旧交を温める場ではありますが、年を重ねていけば各々が肩書を持ち、話す内容も思い出話からビジネスの話題に移り変わります。同窓会の幹事を担うことになったとき、絶妙なノスタルジーと特別感を演出してくれるお酒といえば、日本酒をおいてほかにありません。選んで間違いない2本をご紹介します。
自分たち世代とシンクロするお酒を選べば盛り上がる
コロナ禍に振り回されているうちに、気づけば50歳の大台も目前に。飲み会や会食が続々と解禁となる流れで、同窓会が開かれることもあるでしょう。ただ、再会を無邪気に楽しんでいられた20代、30代の頃とは違って、40代にもなると、気の使いどころもいろいろ。久しぶりに会って何を話せばよいやら、戸惑いを感じる人も多いかもしれません。
40代の同窓会の特徴のひとつは、同世代の社会的ポジションが上ること。中には経営者や経営幹部、大企業のマネージャー職のような要職に就いている旧友もいるでしょう。つまり、現役同世代との交流を楽しむ先には、ビジネスチャンスもあるというわけです。「最近、仕事はどう?」などという話題から始まり、互いの近況や仕事観を語り合って盛り上がり、思わぬビジネスが生まれる展開だって大いにあり得ます。もし、幹事役をあなたが担うとすれば、これはチャンスかもしれません。
有意義な同窓会の雰囲気づくりのために、まず重要なのが場所選びです。40代ともなれば、お店もワンランク上のレベルを意識したいところ。高級店である必要はなくても、いつもとは違う「スペシャルさ」を感じられるお酒や料理を揃えているお店が望ましいでしょう。こんなとき、頼りになるのが日本酒です。たとえば、自分たちの青春時代とシンクロする銘柄には、誰もが共感と親しみを覚えるはず。そんなお酒が出てくれば話が盛り上がること間違いなしです。