ミスを許さない厳しい上司のもとで働いているときに、重大なミスをしてしまった……こういうシチュエーションはよくあることです。ミスしたことがその上司に知れたら、とんでもない雷が落ちるのは必至。どうすれば自分の失態を穏便に済ませることができるでしょうか。ミスしてしまったとき、厳しい上司になるべく穏便に済ませてもらうための身の処し方について解説します。

しっかり謝り、謝ったらすかさず相談に入れ

ちょっとしたミスも厳しく咎める上司のもと、重大なミスをしてしまったとき、あなたならどうするでしょうか。

バレないようになんとか隠し通す方法を考える人もいるでしょう。顔を合わさないよう逃げまくる人もいるかもしれません。あるいは知恵の限りを尽くして言い訳を考える人もいるでしょう。果たして賢いビジネスパーソンが取るべき行動はどれでしょうか。

逃げも隠れもせず、潔く自分から謝りに行く、これが正解です。それも上司にバレる前に、自ら謝罪に行くのがポイントです。そこでどのような叱責を食らおうと、「馬鹿もん!」と怒鳴られようと、ひたすら謝るのみ。ここは心理学の知識でなんとかなるものではありません。

ただし、怒られ方にはコツがあります。お勧めしたいのは謝った直後に、すかさず善後策について相談することです。つまりミスの謝罪から相談に話題を転換させるのです。

「改善するためにこういうことを考えているのですが、何かアドバイスをいただけませんか?」と、建設的な話し合いの場にしてしまうのです。

これで謝る人と叱る人という関係から、支援を求める人と支援する人といった関係に変わります。偉そうに振る舞う人は、部下から頼られることがとても嬉しいものです。その後も何かと相談を持ちかければ、あなたは「自分を頼ってくる可愛い部下」という位置づけになっていくはずです。

いざというときにはぜひ、このやり方を試してみてください。