生活用品から家電や業務用ロボットまで――。さまざまな市場に新規参入し続けるアイリスオーヤマがいま、力を入れているのが「米と水」だ。東北米を使用した「パックごはん」「生鮮米」、富士山の麓で採取した「天然水」「炭酸水」が大ヒット。「新しいマーケットにチャレンジするのが好き」という生粋のチャレンジャー、大山健太郎氏がいま照準を定めている市場とは?「我々は国内回帰を目指している。レッドオーシャンも光の当て方によってはブルーオーシャンになる」「みなさんはモノを開発しているが、我々はコトを開発している」と大山氏はその独自性を強調する。モノが売れない時代に、売れ続けるモノと仕組みをどうつくるか――。ビジネスの創造者、大山氏の独自の着眼点と思考法を、経営学者の楠木建氏が徹底解剖する!