健康維持のほか、気分転換やストレス解消にも役立つウォーキングやジョギング。しかし、テストステロンを上げる、という観点では少し注意が必要です。実は走り過ぎはかえってテストステロンを低下させることがわかっています。一体なぜなのか。また、どうすれば効率よくテストステロンを上げるられるか、ご紹介します。
ウォーキングでテストステロンをアップ
朝から晩まで仕事でイライラ。家に帰っても忘れられずイライラ。布団に入っても思い出してイライラ……。あなたはこんなこと、ありませんか?
ストレスはテストステロンの敵です。職場でのストレスをゼロにするのは難しいですが、職場でのストレスを延々と引きずらない方法はあります。それは、ウォーキングです。
ウォーキングには、交感神経を抑制し副交感神経を活性化する効果があり、ストレスを軽減してテストステロンをアップします。5分ぐらいの短い時間でもしっかり効果がありますよ。
特に意識してほしいのは、呼吸です。1、2、3、4と数えながら吸って、1、2、3、4、5、6、7、8まで数えながら吐くというペースを目安にするといいでしょう。呼吸を整え、深呼吸を繰り返しながら歩いてください。
ヨガをしたことがある人は、片鼻呼吸といって、自分の手で片方の鼻を塞ぎ、もう片方の鼻だけで息を吸う呼吸法をしたことがあるかもしれません。これをウォーキング中にも取り入れると、リラックス効果がさらに高まります。
最も効率よくテストステロンをアップしたいのであれば、朝のウォーキングがおすすめです。テストステロン・レベルは朝が一番高いので、この時間帯に運動することによってブースト効果が期待できるのです。朝起きてまず自宅の周りを散歩したり、出勤時にスニーカーを履いて大回りで職場に向かったりしてみましょう。
もちろん、夕方や夜のウォーキングもテストステロンを高めるのに十分効果があります。「運動不足解消のために一駅前で降りて歩きましょう」というアドバイスは、ストレス解消とテストステロンアップにも効果的なのです。
夜に激しい運動をすると寝つきに悪い影響がありますが、夕方の仕事帰りにゆっくりとしたペースでウォーキングをする程度であれば問題ありません。むしろ、夜の睡眠の質を上げることにもつながります。