りそなホールディングス社長の南昌宏氏は、失敗したときや、うまくいかないときに、必ず思うことがある。それは「まっすぐに正対する」ことと、「必ず解決することができる」と信じること。過去にああしておけば良かったと悔いたり、未来を心配したりすることは無駄なエネルギーをものすごく使うことだと指摘する。また、「自分はまだ未熟だといつも思うこと」をとても大事にしている。だからこそ、「人の話も聞くし、自分の頭で考える。七転八倒することでしか成長はない」と力説する。楠木建氏が「真面目で誠実で爽やか、銀行の経営者らしくない経営者」という南社長。後編では、これまでの人生で影響を受けた人物や本、一日のルーティンなどを伺い、ありのままの人物像に迫る。