▼「カレーハウスCoCo壱番屋」のフランチャイズ店などを運営する企業、スカイスクレイパーは2024年5月、次期社長に22歳のアルバイト女性を指名したことで世間を驚かせた。なぜアルバイトで、しかも22歳という若いスタッフを社長に抜擢できたのか……。その裏には、創業社長（現会長）である西牧大輔氏が、紆余曲折の企業運営の中で培った、社員やアルバイトスタッフ全員の「夢」「やりたいこと」をとことん応援し育てる企業カルチャーがあった。「社員がすぐに辞める」「チームがバラバラ」と悩むリーダー必見の、人を育てる・伸ばすヒントがここに。

西牧 大輔
スカイスクレイパー代表取締役会長
大学卒業と同時に「カレーハウスCoCo壱番屋（ココイチ）」フランチャイズ（FC）店舗の社員となる。独立支援制度を利用し、3年後の1996年に26歳で独立、スカイスクレイパーを設立。以後、ココイチFC企業として会社を拡大。現在FC店25店舗のほか、ラーメン店2店舗を経営する22億円企業に成長させた。2024年5月、22歳のアルバイト女性を次期社長に任命し話題に。3年後（27年）に、創業社の代表権含む全権継承の目標を掲げる。