ユーグレナ社長の出雲充氏は、大学1年の夏休みに行ったバングラデシュで衝撃を受ける。栄養失調でみんなが困っている状況を目の当たりにして、「バングラデシュに栄養満点のものを届けたい」と強く決意。この出来事が出雲社長の人生を変えた。そして出会ったのが栄養満点の食材、ミドリムシ。大量培養に何百回、何年も挑み続け、会社を立ち上げるが苦難の連続だった。起業して3年間、売り上げがゼロで、明日にも倒産する状況にまで追い込まれる。「こんなにベンチャーが大変だと知っていたら、絶対やっていなかった」と吐露。その時に“人生最大の救世主”が現れる。「どんな嫌なことがあっても、苦しいことがあっても、バカにされても、笑われても、いじめられても、これさえあれば大丈夫」という“宝物”を得ることになる。前編では出雲社長が、今の活動の原点、そして心の支えになってきた出来事や人物について熱く語る。(後編は2024年6月16日公開です)
本編の一部公開版
-
+
楠木建と探究!経営者の思考回路