▼ヒロハマは、1947年に東京都で創業した、一斗缶などの缶パーツ(キャップ、口金、手環、押え金など)や、その他付属品一式を製造する会社。現在会長を務める広浜泰久さんは、1992年に創業者である父の後を継ぎ、2代目社長となった。

1992年、社長になったばかり広浜さんにとって、逆風だらけの状況だった。社員の離職率が下がらず、期待の若手が次々に退社。人事面での課題が山積みであることが浮き彫りに。広浜さんは頭を悩ませる毎日だったという。そこで広浜さんは、社員が辞めないための環境づくりに挑戦した。

まずは人事制度を改革。入社後は、社員それぞれの人事上の希望や要望を聞き取る「自己申告制度」を実施。毎年2月に自己申告書を提出させて、「課題への取り組み評価」「将来の仕事の希望」「会社への要望」を社員から聞き取る。社員たちのやる気を上げ、自己啓発の機会をつくるためのバックアップをかかさず行ったという。さらに、工場の労働環境も劇的に改善し、不満を言う社員も少なくなったという。その結果、ヒロハマの離職率は大幅に低下。さらに全国シェア率も上昇し、今では全国1位となった。


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