弘法大師空海ご誕生1250年にあたる本年、真言密教の奥義に触れるとともに、空海が体系化したとされる瞑想法を体験する特別講座です。日常とは異なる時間のなかでご自身の心に向き合いたいビジネスリーダー、密教の深遠な世界観に触れたい方に、ぜひご体験いただければと思います

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瞑想というと、心を「空(から)」にするものと考える人は多いのではないでしょうか。真言密教における瞑想法「阿字観(あじかん)・月輪観(がちりんかん)」は、大日如来の象徴である「阿」字の前に坐禅し、心の中に御仏や満月を思い浮かべることで、曼荼羅世界との一体感を得るという密教独特のものです。密教では、その名前のとおり、公にはされていない印や修行法が多くあるなかで、阿字観、月輪観は一般に公開されている数少ない貴重な観法(実践的な修行法)となります。

今回、真言宗智山派総本山智積院の別院、東京・愛宕の真福寺の本堂を特別にお借りしての開催です。密教研究の権威でもある真言宗智山派の僧、宮坂宥洪和尚の指導のもと、空海の教えをひもといたのち、満月に見立てたご自身の心に向き合い、仏と一体になるための呼吸法と瞑想を行います。ふたつの瞑想体験、般若心経の解説と読経体験を含んだ講座となっております。

「月輪観」「阿字観」とは

月輪観は、心の中に月輪(満月)を観じ、それを拡大していくことで宇宙との一体感を得る瞑想法です。阿字観は、梵字の最初の一字である「阿」字を大日如来(本尊)に見立て、自身と御仏との一体感を観想(かんそう)する密教独特のたいへん奥深い瞑想法。

「智積院」「別院真福寺(東京・愛宕)」について

真言宗智山派総本山智積院(京都・東山)は、桃山時代を代表する長谷川等伯とその一門による豪華絢爛な金碧障壁画(国宝)でも知られる寺院。会場となる真福寺は、ビジネスの中心地である東京・愛宕に位置する総本山智積院の別院です。

主な内容・タイムテーブル

真言宗智山派総本山智積院「別院真福寺」より配信
 14:00-14:45  講義
 ○真言密教の「禅」──瞑想は「心」の訓練法
 ○我が心、満月の如し──「満月」とは自身の心の象徴
 ○宇宙に果てなく、心に果てなし──曼荼羅世界に触れる
 14:45-14:55 「般若心経」解説
 14:55-15:00  読経
 15:00-15:30 「瞑想」体験──月輪観・阿字観

講師


宮坂宥洪(みやさか・ゆうこう)
真言宗智山派照光寺住職/智山伝法院院長
真言宗の僧、仏教学者。1950年、長野県岡谷市生まれ。高野山大学仏教学科卒。名古屋大学大学院在学中、文部省国際交流制度でインド・プネー大学に留学し、哲学博士の学位取得。2013年より、真言宗智山派の研究教育機関である智山伝法院院長。仏教関係者向けの一流の講義のほか、空海が体系化した阿字観、月輪観の教えを一般向けに編纂するなどの活動も行う。著書に『新釈 般若心経』『眠れなくなるほど面白い 図解 般若心経』など。父は仏教学者、インド哲学研究者の宮坂宥勝。