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2023年夏にも開催し、多くのみなさまにご参加をいただきました全生庵での「落語と幽霊画」の教養講座。ご好評を受け、本年は落語の演目を「怪談 牡丹灯籠」に替え、またご紹介する貴重な幽霊画も、一部を入れ替えての講座開催のご案内です。

 

名だたる企業経営者をはじめ、政治家では中曽根康弘、安倍晋三、石破茂など、日本の命運を握るリーダーの参禅で知られる東京・谷中の全生庵。幕末から明治にかけて活躍し、「四谷怪談」「番町皿屋敷」と並ぶ日本三大怪談「怪談 牡丹灯籠」の原作者でもある落語家・三遊亭圓朝の墓所でもあり、圓朝の幽霊画コレクションを所蔵することでも、知る人ぞ知る寺となっています。 

 

日本人にとっての夏の風物詩である「幽霊」をテーマに、「落語」と「日本美術」という、ふたつの文化に同時に触れることのできる貴重な機会です。

 

落語の演目は、三遊亭円朝、25歳の作(1863)とされる長編「怪談 牡丹灯籠」から「お札はがし」。上演回数も多く、歌舞伎にもなっている人気の怪談噺です。一方の日本画では、「足のない幽霊」のルーツとされる円山応挙(伝)の幽霊図をはじめ、美人画の大家である鏑木清方、同じく美人画を得意とする鰭崎英朋らの作品を、日本美術の世界にも知己の多いご住職のナビゲートでご覧いただきます。

 

訪日のお客様の姿を見ない日のない昨今、落語も幽霊画も、海外に誇ることのできる文化・芸能として、ぜひとも押さえておきたい知識・教養です。この機会にぜひ、日本の夏ならではの風物詩をご体験ください。

 

こちらの講座は、会場(東京・谷中「全生庵」)でもご受講いただけます。

会場受講のお申し込みはこちら

主な内容・タイムテーブル

全生庵(東京・谷中)より配信
18:00〜18:10 住職よりご挨拶と本日のご案内
18:10〜18:50 演目「怪談 牡丹灯籠」より「お札はがし」
          出演・隅田川馬石
18:50〜19:20 幽霊画コレクション鑑賞  解説・平井正修
*幽霊画は本堂内展示室の作品を、カメラによるツアーでご紹介します
 

出演

隅田川馬石(すみだがわ・ばせき)
落語家/真打
1969年、兵庫県生まれ。本名・村上覚。出囃子は岸の柳、紋は裏梅。1991年、石坂浩二主宰劇団『急旋回』に入団。93年、五街道雲助に入門。前座名・わたし。97年、二ツ目昇進。佐助と改名。2007年、真打ち昇進。四代目・隅田川馬石を襲名。林家彦六賞(07年)、文化庁芸術祭大衆芸能部門新人賞(12年)、文化庁芸術祭大衆芸能部門大賞(21年)受賞。師匠の五街道雲助は、落語界4人目の人間国宝。

解説

平井正修(ひらい・しょうしゅう)
全生庵第七世住職
1967年、東京都生まれ。学習院大学法学部を卒業後の1990年、静岡県三島市の龍沢寺専門道場に入山し、修行。2001年、下山。2002年、全生庵第七世住職就任。2016年、日本大学危機管理学部客員教授就任。著書に『1カ月で字と心が美しくなる 般若心経 写経練習帳』など多数。各種官庁や企業の研修会では、禅の心をやさしく解説し、坐禅体験も行っている。
*全生庵:山岡鐵舟が徳川幕末・明治維新の際、国事に殉じた人々の菩提を弔うために明治16年に建立した臨済宗国泰寺派の寺。