誰もが知るお経として、筆頭にあがる「般若心経」。日本の命運を握るリーダーの参禅でも知られる東京・谷中の禅寺、全生庵の平井正修住職とともに、この「智慧のお経」とも呼ばれる経典の世界観と「空」の教えに触れる全4回の連続講座です。連続講座の最終回にあたる1月は、この文言を唱えるだけで、般若心経全体を読むのと同じ功徳があるといわれる呪文「羯諦 羯諦 波羅羯諦」をとりあげます。

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般若心経の説く、“空”の教えとは何か?

数ある経典のなかで、誰もが知るお経として親しまれているのが、「摩訶般若波羅蜜多心経」です。唱えられるようになりたい、意味を理解したいという方は多いのではないでしょうか。「摩訶般若波羅蜜多心経」とは、「ものすごく偉大な悟りを完成させるための、肝心要な真理が説かれた智慧のお経」の意味。講座では、262文字から成るこの経典の意味を、全4回にわたってひもときます。住職とともに行う2回の読経を含んだ、人気の講座となっております。

第1回 2023年10月21日(土)
     摩訶般若波羅蜜多心経─「空」をわかるために

第2回 2023年11月18日(土)
     色即是空 空即是色──「ありのまま」とは何か 

第3回 2023年12月16日(土)
     心無罣礙無罣礙故 無有恐怖──「不安の正体」

第4回 2024年1月20日(土)
     羯諦 羯諦 波羅羯諦──「祈り」のもつ力
*15:00-16:30開催
※講座は、1回の受講でも、内容の理解に差し障りのない構成となっております。
※第4回講座の受講時に、過去開催分のテキストもダウンロードいただけます。

主な内容・タイムテーブル

全生庵(東京・谷中)より配信
15:00〜 住職より
15:10〜 読経1回目
15:20〜 講義 羯諦 羯諦 波羅羯諦──「祈り」のもつ力
16:15〜 読経2回目
16:25〜 住職より

講師

平井正修(ひらい・しょうしゅう)
全生庵第七世住職

1967年、東京都生まれ。学習院大学法学部を卒業後の1990年、静岡県三島市の龍沢寺専門道場に入山し、修行。2001年、下山。2002年、全生庵第七世住職就任。2016年、日本大学危機管理学部客員教授就任。著書に『1カ月で字と心が美しくなる 般若心経 写経練習帳』など多数。各種官庁や企業の研修会では、禅の心をやさしく解説し、坐禅体験も行っている。
*全生庵:山岡鐵舟が徳川幕末・明治維新の際、国事に殉じた人々の菩提を弔うために明治16年に建立した臨済宗国泰寺派の寺。